【体験記】2度に渡る京大受験のものがたり

受験体験記
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KUT
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今日は自分の受験時代の体験記を紹介したいと思います.
ネット上には,優秀な方の情報が多いかなと思いますが,私の場合は全く違います笑
なので,みなさんにとってどこか有意義な情報を提供できると思います.

 

まず現役時代の話をした後,浪人時代の話をします.
最後に浪人してから大学に行く私が思うメリットについてお話しします.
 

現役時代

私は福岡の田舎の県立高校に通っていました.そのため近くに予備校などもなく,現役時代はどこにも行っていませんでした.地元では進学校でしたが,東大や京大に合格する人数が数名で大半が九大に行くような状況で,浪人の人数も多い学校でした.
 
 
高校時代の勉強法としては,学校の授業進度に合わせていれば受験に間に合わないと感じていたため,自学していました.
特に数学や物理,化学については,演習が大切だと思っていたので,とにかく早く予習をして演習問題を多く解こうとしていました.私の受験経験からいくと,この「目的意識をもたず演習問題をとりあえず多く解く」というのが大きな失敗だったという風に感じています.しかしながら当時の高校生の自分はそれに気づかず,浪人生になって初めて気づきました.
このように先取り学習をしていたため,高校2年生までは自分の勉強量に比例して成績も伸びていきました.

しかしながら高校3年生の模試から浪人生が入ってくるため思ったように伸びず,伸び悩む期間がやってきました.当時受けた京大模試は7月と11月どちらもD判定(A〜Dまでしかありません…)で,その他の全統模試や駿台全国模試でもD判定やE判定の連続でした.
 
 
九大の判定はB判定くらいでしたので,受験校を変えようかなと迷った時期もありました.ただ最初から京大に行きたいなという気持ちが強かったので,このまま京大に突っ込むことにしました.
 
 
そして見事に撃沈.笑
 
 
 
その前に現役時代のセンター試験についてお話しすると,私はセンター試験が大の苦手でした.最初はマークするだけというイメージでしたが,国語や社会が全くあいません.残りの2択をよく外してしまうという悲惨な状況でした.詳しくは覚えてないのですが,現役時代のセンター試験の得点率は8割ないくらいだった気がします.(おそらく700点くらい…)

センター試験のアドバンテージもないまま,京大の入試に突っ込み,物理の問題を受けているときに衝撃が走りました.下の大問1が私が受験したときの物理の問題です.

何度読んでも全く内容が入ってこず,焦って読むためさらに入ってきません.その後受験が終わって冷静に読むとわかるのですが,試験中はそのようなメンタルにはなれませんでした.この問題を解きながら,浪人が頭に浮かびました.来年はこの京大ではなく,河合塾に行っているのかなとさえ考えました.
 
受験中にこのようなマインドになっていたため,当然受験に落ち,浪人することになりました.
 
ちなみに,現役時代は京大以外は受験していませんでした.周囲に私立大学などがなく,地元の高校の友だちの間では私立を併願しておこうという考えがあまりなかったためです.今思えば私立も受験し,受験という雰囲気に慣れておくことも大事かな〜と思いました.

浪人時代

それでは次に浪人時代です.
 
浪人には宅浪と予備校に通うという2つの選択肢があると思いますが,意思の弱い自分にはペースメーカーとして予備校があったほうがいいと思い,予備校に行くことを決めました.予備校選びとしては,私が行ける一番近い予備校が河合塾であったため,問答無用で河合塾に行くことになりました.ただ私としては予備校に通う場合は,どこに通うかはあまり重要ではないと考えています.ある一定レベルの先生が来てくれる予備校であれば,あとは自分で頑張ることができるかが鍵になります.
 
 
入塾して最初の4月5月は,予習→授業→復習というサイクルを繰り返していました.

みなさんも予備校の先生からこのサイクルが大切と言われていませんか?

ただその中で私が感じたのは,これは科目によって変えるべきだということです.
どういうことかというと,例えば英語は予習が大切だと思います.自分で解いてみて授業を聞いて,自分に不足する知識を復習するという作業が重要になります.
一方で,数学や化学,物理などの理系科目は,いくら考えてもわからないときはわかりません.そこで時間を効率的に使うために,予習の仕方を変えました.時間を10分と決めてそれ以上考えてもわからないときは予習には時間を使わないようにしました.
 

浪人の夏休みが始まるまでは,時間がありすぎると感じてしまいます.これは誰にでも起こることで,浪人していると,最初の方の模試では成績もよく心に余裕が生まれるからです.

ここで思い出してほしいのは,数ヶ月前に受験に落ちているということです.

残酷なことをいうようですが,志望校に合格するための基礎力や応用力が身についていないのです.そのためこの夏休みまでの期間を有意義に使い,この時期に基礎を徹底させる必要があります.このことを肝に銘じて頑張ってくださいね!

 
またこのころから参考書の使い方も少し変え始めました.
現役時代は「目的意識をもたず演習問題をとりあえず多く解く」という方法で失敗していたため,この方法を変える必要があると考えていました.そこで考えたのが,「出逢った問題はすべて覚える」という方法です.これは問題をそのまま覚えるのではなく,問題のパターンやその解法をとる理由を自分のものにするということです.この方法の利点は,同じような問題が出てきたときに,確実に解けるようにしておくことです.

過去問などを見返すと全く同じ問題はないですが,京大といえども同じような分野や論点の問題はあります.「そのような問題に対する切り口,つまり刀を何本も用意しておき,その場の状況に合わせて適切な刀を選べるようにする」という演習を行うことにしました.
特に化学でいえば,このような問題が出てきたときには,このような図を描いて考えるというパターン化を行うことが大切です.これによって普段の演習問題と同じように入試当日も解けるようになります.この頃から「自分には特別な才能はないので,そのような人たちに勝つためには理解と暗記の量で勝つしかない」と思っていました.

このようなマインドになったことで,5月くらいから暇だな〜という気持ちが消え,やるべきことが明確に見えてきました.使う問題集を何冊かに絞り,しっかりとパターン化を進めていきました.
 
 
7月にあった京大模試について書いておくと,このときの模試結果はC判定だったと思います.現役の頃に比べると成績は若干上がりましたが,まだ京大レベルには到達していないというのを思い知らされました.各大学によって基礎や応用のレベルが違うので,京大の求める基礎力や応用力を身につける必要があることを痛感させられました.
 
 
夏期講習なども同じようなスタンスで臨みました.夏期講習中は前期の授業の復習をメインにして,後期に復習を残さないようにしました.また夏期講習中に受講した講座についても確実に復習をしました.具体的には,テキストを2周し,できない問題は3周,4周しました.この夏休みは本当に重要です.無駄に過ごさないように気をつけてください!
 
 
 
さて,後期授業が始まると,教室の雰囲気も変わり,クラス全体が一気に受験モードに入りました.私も授業の前後で自習室を長く使うようになり,夜9時ごろまでは自習していました.
 
後期になっても心がけたのは先ほど述べたことです.
                復習!!!
本当にこれを徹底しました.
 
 
 
この時期になると,冠模試以外ではB判定などを取れるようになりました.そして迎えた11月の京大模試です.ここでなんとしてでもB判定以上を取りたいと思って臨みましたが,結果はC判定です.

7月から自分があまり成長していないのではないか?

と考えるようになりました.このような思考になってしまうと,どうしても勉強が手につかず,何をしても無気力な感覚になってしまいました.今思えば,この時間はもったいなかったなと思っています.

最後にも書きますが,所詮模試です.模試というのを自分が今までやってきた結果を見るためのものという位置付けでしたが,苦手克服のためのツールとして捉えるべきだったと思っています.

模試は全範囲が出題されるわけではないので,問題によって当たり外れがあります.そのため今回の模試でできたというのは,今回の出題範囲の問題はしっかりと理解できて,問題のパターンがインプットされているということです.このインプットを多くして,最終的な受験でそのインプットの中から問題を解いていくことが重要になります
 
 
 
そして年末になってきました.周りの友だちも真剣に志望校を決めるようになり,中には自分の志望校からランクを落として受験校を決める人も出てきました.

私個人の意見を述べると,この時期での受験校決定には反対です.

理由は,受験校のレベルを落とすと,途端に勉強しなくなるからです.この時期は受験生全員が必死になって勉強しているため,少しでも勉強していないと一気に成績が下がってしまいます.ただ東大クラスや京大クラスに今までいると,自分がそのくらいの大学であれば合格できると勘違いしてしまいます.その友だちは無事に合格しましたが,ギリギリ合格したという感じでした.そのため,共通テスト(当時はセンター試験)が終わってその結果が出るまでは,受験校を変える必要はないと考えています.
 
 
京大の工学部は国語と英語と地理のみが二次試験の点数に加算されるため,特に地理を頑張る必要がありました.私は地理の世界では有名な瀬川先生に習っていました.当時は地理の授業が楽しかったのを覚えています.しかしながら,センター試験の結果は83点です.それほど現役時代と変わっていませんでした.合計でも8割ちょっとといった感じです.(おそらく730点くらいだった気がします.)

この結果を見たときは絶望しました.センター試験だけの判定を見ると,D判定です.

このときは今までの人生の中で一番悩みました.このまま自分の行きたい京大を受験するか,それとも諦めて他大学を受験するか,ということです.河合塾のチューターとも何度も話し合いました.最終的には,初志貫徹であとはどうにでもなれ!という気持ちで京大受験を決めました.

センター試験の結果が出てから,京大を受験すると最終的に決めるまでは,本当にやる気が出ませんでした.勉強も楽しくないし,やりたくないし,何もしたくないといった無気力な感じです.シャーペンをもっても全くやる気が出ません.そのときは自習室も使わずに,授業が終わったらすぐに家に帰るといった行動をとっていました.
 
 
京大受験を決めてからは,今までためていたパワーを一気に出すかのように,勉強を始めました.その中では後期のテキストをもう一度全て復習し,京大の過去問についても全てインプットするようにしました.この頃は,朝8時に起きて,夜は自習室を目一杯使って,帰ってからまた勉強して2時〜3時頃までは勉強していた気がします.本当はそんなに遅くまで勉強するのはよくないのですが,当時は全く眠くありませんでした.今だったら,確実に倒れてると思います…笑
 
 
 
ちなみに私が受験した私立は同志社大学と早稲田大学です.同志社については,福岡で受けることができ,早稲田大学については東京まで行きました.早稲田大学は試験日程が遅かったため,正直受けるのがめんどくさくもありました.結果は同志社は合格,早稲田は不合格でした.ただ,早稲田大学の不合格を知ったのは,京大の受験が終わった後のことです.
 
 
 
そしていよいよ京大の受験になりました.やはり大学受験は独特の空気感があります.

1日目は国語と数学です.自分の中では思った以上に数学ができた印象でした.(後から点数を開示すると全然解けていないことがわかりました…笑)今思えば点が取れていると思えたマインドが2日目に繋がったのかなと思っています.

そして2日目は英語と理科です.特に物理・化学については,この科目で全てが決まるというつもりで無我夢中で解いていました.3時間もあると,何度解いていてもさすがにめちゃくちゃ疲れました…笑
 
 
 
そしていよいよ結果発表です!!私は結果発表まで自己採点などはしない性格なので,自分の中では五分五分といった印象でした.

結果はなんとか合格していました!

自分の中ではやったー,というよりはホッとしたといった気持ちでした.
ちなみに得点としては,総合で580点くらいだった気がします.国語と物理化学が6割くらいで,英語が7割,そして数学が3割くらいでした…笑
 

余談ですが,2回目の京大受験のときに受験票をもっていくのを忘れました…笑 正確にいうと,センター試験の受験票を忘れました…笑 これに気づいたのは,受験前日のホテルでした.それまで同志社や早稲田など私立大学を受験しセンター試験の受験票がいらなかったため,持っていくのをすっかり忘れていました.

ただ,受験当日それを伝えると,とても優しく手続きをしてもらいました.このように他人に自慢できることではないですが,少しのことでは動じないことも必要なのかもしれませんね.受験の時間に間に合うようにいくことが一番大事なのかもしれません!

 

受験を終えて

私が受験を終えた気づきが2点あります.

① 問題が解けるようになることの意味
② 最後まで諦めない気持ち

 

1点目は,問題が解けるようになることの意味です.
これは今までにかなり長く書いてきたことですが,私個人としては初めて解いた問題がたまたま解けた〜というのはあまり意味のないことだと思っています.しっかりと演習を積んでその中で自分なりの解き方を確立することが非常に大切です.そしてその解き方に沿って問題が解けることで,真の力が身についたことになります.これを肝に銘じてください!
 

2点目は,最後まで諦めない気持ちです.
言葉でいうのは簡単で,周囲から言われることも多いと思いますが,これを実際に体現するのは非常に大変なことです.そしてこの気持ちを持ち続けるために必要なのが,模試の結果を信用しすぎないということです.私の結果を見ていただければわかると思いますが,A判定やB判定を取ったことはありませんでした.つまり裏を返すと,A判定やB判定を取ったことのある人が私の代わりに入試本番で落ちているということです.

さらにいうと京大模試などの冠模試と実際の入試では採点基準が全く異なります.化学はそれほど変わらないかもしれませんが,国語や数学,英語などはかなり違うと思います.実際,京大模試の英語の点数は半分ほどしか取れていませんでしたが,入試本番では7割を超えていました.つまり,模試の捉え方を変えるべきです!模試は,自分の苦手分野を知ること現時点でのライバルとの差を知ることです.模試に出た分野では,周囲の方が理解度が進んでいたと捉えることで,それを克服しようと考えてみてください!

浪人してからの大学生活

最後に浪人してから大学に入った当時について書いて終わろうと思います.

私は,「浪人してよかった」と思っています.これは,自分の勉強スタイルを確立できたからです.

大学受験のためだけではなく,大学での定期テストや資格勉強,大学院の勉強など様々なものに応用することができます.浪人していたというとマイナス捉える人もいると思いますが,捉え方は人それぞれです.自分が後悔ないように過ごしていただきたいです!

ずいぶん長くなってしまいましたが,最後まで読んでいただきありがとうございます.このブログが皆さんの手助けになれば幸いです.

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